清高稲荷神社(高野山)-密教と稲荷信仰の関係が分かるパワースポット-

「清高稲荷神社(きよたかいなりじんじゃ)」は、高野山にある稲荷神社で、知る人ぞ知るパワースポットです。この稲荷神社の歴史からは、密教と稲荷信仰がいかに深く結びついていたかが伝わってきます。

清高稲荷神社の位置(広域地図)

清高稲荷神社への行き方

清高稲荷神社は、高野山の山上東部、不動院と苅萱堂の間にあります。 最寄りのバス停は、「南海りんかんバス(高野山内線)」の「苅萱堂前」停留所(または「蓮花谷」停留所)。公共駐車場の中では「一の橋駐車場(有料)」や「金剛峯寺前駐車場」が比較的近いです。

清高稲荷神社の位置(詳細地図)

「清高稲荷神社」参拝・観光のポイント

清高稲荷神社の参拝は、北室院の東側にある「いかにも稲荷神社」という感じの鳥居のトンネルをくぐって、階段をのぼっていくところから始まります。 本殿では、立派なキツネたちがお出迎えしてくれます。この場所は「稲荷壇(いなりのだん)」と呼ばれます。 本殿に祀られている祭神は、「清高大神」または「清高稲荷大明神」「清高荒神」とも呼ばれる稲荷神です。稲荷信仰の本拠地である京都の伏見稲荷から招かれました。 本殿の裏には、ヒノキとスギの大木がからみあっている御神木があります。ヒノキが男性の神で、スギが女性の神。「男檜と女杉の結合」ということになり、密やかなパワースポットとなっています。

清高稲荷神社の歴史探索

以下は清高稲荷神社の歴史背景の解説ページです。 清高稲荷神社の略史 空海と稲荷神 「性的な呪力を持つ魔女」ダーキニー 最澄と空海にとっての「荼枳尼」 「稲荷神=荼枳尼天」とキツネ信仰 「いなり寿司」を生み出したのは密教だった? 院政を支える天女となった「荼枳尼天」 清高稲荷神社と美福門院陵の位置関係に注目すると… なぜ稲荷神には強い祟りがあるのか? 神仏分離で「姿」を消した荼枳尼天